シンガポール⇔日本のビジネストラック⑤~日本到着時~

日付: 2020年11月22日 | カテゴリー:シンガポール事情

日本到着時は、これまでの着陸~再入国手続きとは大きく異なりました。

まず筆者は、関空到着便で、定刻通りの21:50着でした。
ただ着陸してゲートに接舷しても、
これまでのようにすぐ機外に出られません。

降機が許される前に税関の職員が機内に入ってきます。
税関の職員が、各自が質問票に回答していることを
確認してからしか降機が許されません。

筆者のフライトの場合は、ジャカルタやスラバヤなどの
インドネシア発→シンガポール経由→関空着
の搭乗者も搭乗しており、到着後にPCR検査が必須となっている
彼らから先に呼び出されて降機していきました。

そんなこんなでドアが開いてからも機内で10分ほど経過し
全員が質問票に回答していることと、PCR検査必須の
人がいなくなったことが確認されてから降機が許されました。

関空は、降機から到着ターミナルまでモノレールで
移動する必要があることもあり、先のインドネシアからの搭乗者達と
完全に切り離した確認をしてからモノレールに乗せてもらえます。

そのために降機からモノレールに乗るまでの間、
モノレールの手前で、用意された椅子で待機させらます。
またここでも10分程待たされました。
ターミナル内なので空港WiFiが拾えるのが救いでしたが・・・

ほどなくモノレールに案内されターミナルの母屋へ移動するのですが、
モノレールを降りると再度、駅のプラットフォームに
用意されている椅子でまた5分ほど待機。

そこから、待機しているプラットフォームの
目の前にあるエスカレーターで下の階への移動が許されます。

すると、そこにもまたまた椅子があり、
機内もカウンターすると4度目の待機。
ここでも5分ほど待たされます。

ようやく順番が来て書類の点検をされますが、
質問票に記載があるか、到着時のPCR検査の要不要を確認されるだけした。

その後、そのままの流れで次のチェックポイントまで
100mほど建屋内を歩きます。けっこう遠く感じました(苦笑)
さらにそこでも5分ほど列に並んで順番待ち・・・

そこで再度書類をチェックされます。
並ぶ列の作り方や、誰が列の先頭などが不明確な
案内となっており、並んでいる者どおしで
若干険悪な雰囲気になってしまっていました・・・

と正直オペレーションに無駄が多いのと
曖昧な感じは否めませんでした。
もう少し効率的にやれると思います。
例えばモノレールの手前で待たされている時点で
書類の確認作業をするとか、工夫の余地はあると感じました。

さて、書類チェックの順番が回ってきたので
資料を出したのですが、特に何も聞かれないので
不安になり筆者から自分自身が「ビジネストラック」にて
入国しようとしていることを申告しました。

あのまま何も言わずに手続きしていれば、
ビジネストラックではなく、通常の帰国者扱いだったと思います。
おいおい・・・とツッコミたかったのです(苦笑)

ビジネストラックを利用しての入国者と分かった時点で、
行動予定表と陰性証明書などを確認され回収されましたが、
いわゆる大使館からのカバーレターについては無関心でした。

そして、あとから気付いて驚いたのが、
この入国手続きの一連の流れの中で
入国前に登録や設定しておくべきと言われていた
LINE、位置情報、ココアアプリのダウンロードについて、
一切確認がなかったことです(笑)

書類チェック後、着陸後のPRC検査の要不要について
不要であれば青い紙、要であれば赤い紙が渡されて、
それぞれの動線に行くように促されるのですが、
この青と赤の分岐点にいる係員がかなりいい加減で、
どこに行けばいいのか明示してくれなかったため、
筆者はだいぶ深部に到達するまで、
赤い紙の要PCR検査組の動線をまっしぐらに歩いてしまいまいした。

途中で何かおかしいな・・・と気づき引き返して、
再度分岐点の係員に確認したところ、
青い紙の検査不要者はもう一方の動線だったと判明しました。
ここでも『どないやねん!』っとツッコミたくなりました。

再入国審査場まで100mほどまた歩きます。
正確にいうと動線がUの字型で、書類チェックポイントが
Uの字の底の部分にあたるため、来た経路を戻る感じになります。

いよいよ、イミグレーションなのですが、
その手前にテーブルがあり係員が座っていて
青い紙であるか念押しの再確認がされて、
やっと自動イミグレーション機へたどり着けます。

しかし、またこの案内の仕方が不明瞭で
『2つあるレーンのどっちに行けばいいねん!』となりました。
3度目のツッコミどころ・・・

こんな感じでとにかく動線が不明瞭なことの連続で、
かつ何度も意味が見いだせない待機が連続するため、
筆者の個人的な意見としては、到着後は無駄なこと多いな・・・
意味あるのかな・・・と言わざるを得ないオペレーションの連続でした。

そもそも各種の書類を紙ベースで対応/処理していて、
有事の際にどうやって膨大な数の行動予定表の中から
当事者を特定してピックアップするのかな!?
と純粋に事務作業の観点から、疑問を感じました。

入国した誰かが感染した場合、ペラペラ紙ベースの書類を
指でめくって確認/特定するのでしょうか・・・
オンライン申請にしていれば、相当な省力化と効率化が
図れるのでは!?と素人目には思えました。

最終的に、着陸から到着口から外に出られるまでの時間は、
着陸後にゲートに接続されたのが前述のとおり21:50で
上記の諸々の手続きを終えて到着口かから外に出られたのは22:30でした。

着陸から空港内での手続きを1番早く(正確には3番目)
済ませて約40分後の解放ですので、順番が後ろのほうであれば
飛行機がゲートに接舷されてから、荷物を受け取って
外に出られるまで60分程度かかると考えておいて頂くのが無難かと思います。


※全て2020/11/15時点の情報ですので都度最新情報をご確認ください

※当サイトの記事/写真の無断転載を禁じます